解体工事業者が聞いてほしいインボイス制度について

この記事は大阪堺の解体業者しろくま産業の営業村上がインボイス制度について、思う所を書きます。

賛成派・反対派それぞれの意見があるとおもいます。

しろくま産業ホームページ

(大前提)そもそも益税か?

ほんまに思うのがそもそも益税なのか。そんな貰ってるかということです。

消費税をお客様から貰ったのだから、それを自分の利益にするのはけしからんと意見。

一見そりゃそうやと思われますが、例えば解体工事にあてはめてみます。

延べ20坪位の戸建解体。僕たちは120万円(税込み)欲しいと思っています。

ですが、元請け様や不動産業者様・個人のお客様が100万円にして欲しいと言ってきたらどうでしょう。

もし、他社の見積もりが110万できてるから、それより安くしたら仕事をくれるとしたらどうでしょう。

いや、もうウチは120万ビタ一文まけれません、なんて言ってたら、仕事こなくなります

てことはですよ。120万欲しいということは本体110万で消費税10万位なわけです。それを本体90万消費税10万やから

あれっ これって消費税貰えてるっていうの

いやお前ら本体90万消費税10万で請けたんやから10万納めろってお国は言うわけです。

そやけど本体20万まけたのに、消費税だけきっちりとられたらめちゃ苦しいわけです。

いやいやお前らが価格をまけるのが悪い。

いやいや貰ったらええねん。消費税はきっちりもらいなさい。ということでしょうか。

どうしたらいいんでしょうか。

競争(市場原理)価格が安いものが勝つ。

僕たちは価格に自信をもって仕事していますが、今の世の中、全部とは言いませんが、相見積もりになります。そうするとやっぱり安いところに仕事は流れていきます。特に建物解体だと更地渡しという完成品というものがなく、ブランド価値というものもつけにくい所があります。

ですので、とりあえず消費税など考えず、相場の価格に合わせ仕事を取ってくるしかないのです。

業界の相場が消費税を含んだ価格になっているか?

結論がでました。

そうです。自分の働いている業種・業界の価格がそれって消費税含まれているのか?です。

例えば、不動産業、仲介手数料の3%+消費税なんていいます。仲介がきまれば必ず入ってきます。それをまけろなんて言うお客様はほとんどいないはずです。

例えば大手。いろいろ業種にも大手の会社はしっかりと貰えるでしょう。

翻って弱小個人・零細企業。どうですか?

消費税など考えずにとりあえず仕事の確保です。そして消費税の振込用紙みたいなのがくる6月位に驚愕するわけです。(ギャー!!!!!

やっぱり消費税分もらわなあかんなあ→価格上げる→仕事来ない。(アホお前ら、消費税なんか知るか。総額で安いところに仕事ふるで!)→価格まける→来年ギャー

上げるのは法人税にしてほしい

僕たち零細からすれば、みんなが一致団結して価格をあげれれば、文句ないわけです。

ですが、なかなか難しいですよね。利益が出た分に税金をかけてほしい。お客様が消費税を払っていないわけではないのですが。こっちは貰った感じがしない。そもそも貰えてない気がする。(あら不思議)

ですので、消費税あげられるのは、こたえるわけです。儲けた分の利益にかかる法人税のほうをあげてほしいですね。それのほうが公平だとおもうのですが。

これからどうなるか、昨今の賃上げ、値上げで工事価格も上がったら僕達も楽になるけれども・・・

まとめ

以上、今まで税金なんかあまり考えなかったのですが、これからが怖い不安なため書き残します。

ご拝読ありがとうございました。令和5年8月8日

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